一般的に、赤ちゃんの自閉症の症状が出てくるのは、
早くても生まれてから1才6ヶ月以降と言われています。
なので、生後1才6ヶ月までの乳児期の赤ちゃんは、
それほどはっきりした症状が現れる時期ではありません。
自閉症の子供でも、誕生してしばらくの間は、
普通の赤ちゃん、乳幼児と変わらないように見える場合が
多いといわれています。
しかし、後になってから、そういえばあまり
泣かない手のかからない赤ちゃんだったとか、
視線をあわすことがあまりない子だったとか、
棒のように突っ張っていたので、けっこう抱きにくかった、
と話すお母さんもいます。
生まれてすぐの赤ちゃんの場合には、まだ自閉症の原因も
明確には判明されていないために、
検査する方法は確立されていません。
1歳を過ぎてから言葉の遅れが気になりだして、
一才半検診でなんかちょっとおかしいので、
様子をみていきましょうと言われて、
3歳頃までに告知を受けるというのが、
よくあるプロセスだと思います。
ただ、このような障害は一般的にできるだけ早くから
気づいて、療育したほうが効果が高いとも
言われています。これは、大体2歳くらいからの
年齢帯を意味していて、このくらいの歳から子供に
ふさわしい療育をはじめると、より大きな効果が
期待できる可能性が高まると言われています。
そのようなことから、医師が診断してくれない
1歳半〜2歳の段階で症状を診断できる方法が
どうにかして欲しいところでもあります。
その1歳半〜2歳の段階での早期診断ツールとして
利用できるのが、イギリスのCHAT及びそれを
改定したアメリカのM-CHATです。
CHATは、一才半の時点で下記の3つの条件
全部に当てはまるならば、将来8割以上の確率で自閉症と
診断される可能性がある、という大変わかりやすい
判断基準です。ぜひ、利用してみてください。
1. PP(ごっこ遊び)ができない
2. PDP(要求の表現ではなく、対象物を
他人に見せることを目的とする指さし)がない
3. GM(大人の目線をおいかけ同じ対象物を見ること)ができない
また、アメリカのM-CHATは、
米国版CHATというべきツールです。
M-CHATというツールも1歳半から2歳児に
利用します。
M-CHATは、23問の質問に回答するのみで
使用できます。
アメリカのM-CHATは、95%の精度で、このような発達障害を
予測できると言われている簡単で便利なツールです。
1歳や2歳までの赤ちゃんや子供にも、
一人一人の個性があります。なので、
1歳や2歳までの赤ちゃんや子供に、
「無表情」「声を出さない」「人見知りしない」といった
特徴が、たとえあったとしても、発達障害ではなく、
その子特有の個性という可能性はじゅうぶんありえます。
1歳や2歳までの赤ちゃんや子供は、
必ずしも、みんながガイドブックのような
成長を示すことはありません。そのようなことから、
自分の子どもがちょっと、周囲の子と比べて
違っているからといって、特別に気にすることはありません。
ただ、2歳を過ぎてもまだ、赤ちゃんの代表的な自閉症の
症状が見られるようなら、ぜひ専門の病院で医師の相談を
仰ぐことがお勧めです。病院の医師の診断の結果が
何も問題がなければ、たいへん喜ばしいことです。
また、たとえ、何か問題が発見されるようなことが
あったとしても、赤ちゃんの発達障害に対して、
早めの対策や療育を行うこともできます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080404-00000038-mailo-l03


