自閉症の兄弟や家族を持つ人には、結婚などの問題で
壁にぶち当たる場合もあるとよく聞きます。
相手の家族から、反対される理由は遺伝する
確率が高いのではないかという考えがあるためです。
ある統計によると,自閉症者を兄弟に持つ人が
同じ発達障害になる確率は,普通の場合の50倍になると
言われています。
双子の兄弟の場合の確率は、一卵性双生児の60%が
二人とも同じ障害をもちます。かなり、高確率です。
しかし、二卵性双生児の例では二人とも自閉症で
あることは少ないというデータがあります。
このようなデータが,自閉症の遺伝素因を強く支持しています。
しかし,逆に考えると,遺伝素因が同じ一卵性双生児の40%は
一方が同じ発達障害を示していないということにもなります。
これは、必ずしも遺伝素因が全てを決定しているわけではない
ということにもなります。
また、親が自閉症で子供も同じ発達障害(またはアスペルガー症候群)で
ある場合もたまに聞きます。しかし、このケースに関しては、
少ないようで統計的なデータはほとんどないです。
親や兄弟など家族同士で,情緒障害や不安障害、アルコール依存の
症状が多い傾向があるという意見もあります。
しかし、この意見に関しては、まだ明確に断言できる研究段階では
ないようです。
自閉症者のおじいさん・おばあさん・おじ・おば・いとこ
に関する家族歴調査によると、通常の頻度の約10倍の確率で、
母親側の家系内に自閉症の特徴を持つ親族が存在します。
つまり0.4%の確率です。
また,母親側の家系内に発語が遅かった人が
多い傾向があるという意見もあります。
また、兄弟で自閉症の場合はどうでしょうか。
重症の発達障害の兄弟は二人とも重症である傾向が強いです。
また、軽症である兄弟は二人とも軽症である傾向があります。
ただ、障害をもたない方の兄弟のIQや適応性は、
障害の程度との相関性は低いと言われています。
自閉症の兄弟がいて、そのことを付き合っている
家族に知られるとやめた方がいいと、
言われる場合もよく聞きます。そのような場合
好きで、結婚もしたいと考えていたのに、
ショックでどうしたらいいかわからなくなると
思います。
しかし、結婚したいのなら、ありのままの事実を
お付き合いしている人や家族に伝え、
理解してもらうのがベストであると思います。
発達障害の兄弟がいる人との結婚は、
相手が死んだとき、面倒をみるのがもしかしたら、
自分になるかもしれないこととか、
生まれてくる子供の遺伝のことで、覚悟しないと
いけない面も出てくると思います。
このような発達障害が兄弟にいる場合、たとえば、
施設でのボランティア活動に参加して、
実際に障害を持った子供と接したり、
家族の苦労を教えてもらったりするのもおすすめです。
そのような兄弟と同じような発達障害をもった人達のいる
施設でのボランティア活動に参加していると、
今までに見えなかった、様々な面もわかり、
認識が深まります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080404-00000038-mailo-l03


