普通、乳児期とは出生直後から、
生後1才6ヶ月までを指します。
乳児期の赤ちゃんの自閉症の診断は
困難です。
なぜなら、なんとなく自閉症の兆候を示す場合は
あるのですが、赤ちゃんの成長は育児書の通りに
みんなが、規則正しく成長するものでは
ないからです。
乳児期の成長の早い赤ちゃんもいれば、
ゆっくりと育つ子もいるのが当たり前です。
乳児期の赤ちゃんの大きな特徴は、
意識や行動の面から見て非社会的という事です。
つまり、乳児期の赤ちゃんは、生命の保持に必要な
欲求を満足させる基本的能力や相手に欲するものを
的確に伝達するコミュニケーション能力が無く
依存的な生活形態です。
乳児期の赤ちゃんは、応答的保育です。
赤ちゃんの乳児期は、お母さんに訴え
反応するという親子間の信頼関係のベースを築きあげる
大切な時期です。
たとえば、乳児期の7ヶ月の男の赤ちゃんで、
視線があまり合わなくて、笑うことも少なく、
毎日不機嫌なことが多いので、自閉症ではないかと
心配するお母さんがいました。
自閉症の定義は、WHOが定めるICD-10や
米国精神医学会の定めたDSM-IVによると、
要点は、次のようになっています。
・対人関係の質的な障害
・行動、興味の限定、反復的な行動
・コミュニケーションの質的な障害
これら3つの症状のうち最低でも1つが3歳までに発現し
かつ診断の時点で3つの障害が全部発症していることが
自閉症の条件となります。
この診断基準を素直に読めば、3歳以前の2歳頃までの
乳児期の赤ちゃんや幼児の子供の診断は困難です。
なぜなら、ICD-10や米国精神医学会の定めたDSM-IVの
診断基準によれば、3歳以前の2歳頃にこれらの症状や
障害があっても、二才を過ぎて発達が進んで症状がなくなれば、
自閉症ではなかった、ということになるからです。
つまり、よほど2歳頃までの症状が重く、
・対人関係の質的な障害
・行動、興味の限定、反復的な行動
・コミュニケーションの質的な障害
の3つの障害がはっきりと発現し、二才を超える三才までに
障害が消える可能性がほとんどないケースでしか、
3歳未満の乳幼児期の赤ちゃんや幼児の子どもへの
診断はできないことになります。
乳児期の赤ちゃんの視線があまり合わないとか、
不機嫌なことが多い、笑いが少ないなどの症状は、
自閉的な症状の一つですが、必ずしもその発達障害であると
いう診断は不可能な場合が多いです。
また、視線があまり合わないとか、不機嫌なことが多い、
笑いが少ないなどの症状の原因としては、
精神発達の遅れや、点頭てんかんの初期症状などの疑いもあります。
そのようなことから、お母さんが、あれこれ一人で心配せず、
病院の小児科で、医師による診察と発達テスト、
脳波検査などの診断を受けられた方がいいです。
また、自閉症の乳児期早期には、
「昼、おとなしい」「身体が柔らかい」などの
特徴が見受けられる傾向があります。
また、乳児期後期の特徴は、「人見知りしない」
「動きが少ない、いつもゴロゴロしているように見える」
「はいはいしない」「後追いしない」などの
特徴が見られる傾向があります。
またよくある1歳児の特徴としては
「人とのかかわりがない」「人の真似をしない」
「偏食が多い」「記憶に問題がある」「視線があわない」
「言葉の遅れ」などの症状を示す傾向があります。
また、3歳頃の幼児は、階段を交互におりられないなどの症状を示し
5歳ころになると、斜め線を書けないなどの傾向が見受けられます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000125-mailo-l11


