構造化は自閉症教育の重要なキーワードです。
細かくジャンル分けすると,3つあります。
自立課題の数をあらかじめ提示しておく等の「視覚的構造化」。
場所の一対一対応等の「物理的構造化」。
活動の流れ等の「スケジュールの構造化」。
この3つです。
大切な認識は、構造化は自閉症教育のベースであるという理解です。
そのように理解しても、画一化された構造化は存在しません。
なので、各自にそれぞれ合わせ構造化が大切になってきます。
また,構造化は教育や療育においては、
必要不可欠な取り組みです。
ただ、状況に応じて常に変化するという認識も必要です。
また,一人ひとりに応じた構造化は、目的ではなく結局は、
手段であるという認識をもって、教育内容の充実に取り組む
ことも大切です。
自閉症の日本の教材教具ではVOCA(Voice Output Communication Aide)や、
無料ソフトウェアの配布など積極的な取組みが今まで行われてきました。
世界的にも,視覚優位性に注目して,コンピュータなどの
機器をできる限り利用させようとする取り組みが
積極的に展開されています。
セミナーや講演などでも,スクリーンに
プロジェクターから、イラストやシンボル、文字、写真を
提示する事例もたいへん多く見受けられます。
現在、教室では,写真や絵カード、イラストが掲示板など
幅広く利用されています。
自閉症の教材教具では、代替のコミュニケーション手段として
絵カード・イラストやVOCAを使った視覚支援がたいへん
利用されています。
現在、自閉症は,脳機能や遺伝子の障害原因という意見が強いです。
この発達障害は、3歳以前に発症し,さらに、
下記の三つの症状が行動的に認識される病気です。
・コミュニケーション,やりとりの問題
(言語性,または非言語性コミュニケーションの質的な障害)
・対人関係の問題(対人的相互反応の質的な障害)
・常同行動やこだわりの問題
(行動,興味,及び活動の限定された反復的で常同的な様式)
これらが、「自閉症の三つ組み」と言われる定義です。
この三つの特性は,この発達障害の障害特性そのものです。
さらに、この三つの特性の他に、
指さしをしないクレーン現象や多動傾向、
奇声、物・物事へのこだわり、睡眠障害、
視覚優位、視線が合わない、偏食、パニック、
二つ以上の情報を処理することに困難を示す
シングルフォーカスの問題や様々な情報を
まとめて全体的なイメージをつかむ力が弱い
(または著しいを示す)セントラルコヒーレンスの問題、
言葉の遅れ、オウム返し、手をヒラヒラさせる、
過敏性などの随伴する症状も見受けられます。
構造化に関して、齋藤宇開氏の本なども
役立ちます。齋藤宇開氏は、障害児教育の専門家です。
齋藤宇開氏には、養護学校での豊富な療育経験と
学問的業績があります。
著書には、『自閉症教育実践ガイドブック』や
『コミュニケーション支援とバリアフリー』、
『自閉症教育実践ケースブック』があります。
齋藤宇開氏は、個別指導計画が専門で、
障害児と家族の支援活動も行っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000062-mailo-l08


