自閉症の障害受容は、言葉では簡単に述べられます。
しかし、心から納得するまでには、
いくらかの時間が必要になると思います。
障害受容(しょうがいじゅよう)ができないと、
行政側がどれだけ支援体制を整えても、
たとえば、療育手帳なども利用することが
できません。
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)やアスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDの支援は、
親の障害受容とも関連が深いです。
障害受容(しょうがいじゅよう)とは、障害を受け入れていくことです。
障害受容の背景には、それぞれの人生哲学やライフスタイル、家庭環境、
地域社会の状況、時代などがあり、
それらが様々な面で影響を与えているので、
単純には語れない面があります。
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)やアスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDなどの場合は、
目に見えにくい病気です。
このため、子供の発達障害の実態が見えにくく、
障害受容に時間がかかるところもあります。
実際多くの親が、病院や保険所などで診断や発達相談を
受ける際は、ある程度子供に発達障害が
あるかもしれないと心の準備をしているので、
「やはりそうか」という気持ちを持ちます。
しかし、目の前で障害名を
告げられてしまうと、どんな親でもショックを受けます。
発達障害を告知されてから、帰宅するまで、
どうやって家に帰ったか覚えていない親御さんも多いです。
親が期待する子供の成長を否定されたのだから、
障害受容がそんなにすぐにできないのは当たり前です。
親ならば、子どもの健やかな成長を願うのは
当然です。発達障害を告知された時点では、
親は驚きを受け、混乱し、子供の発達障害は
もしかしたら、医師の診断ミスかもしれない、などと
否定したくなるかもしれません。
子供の寝顔を見れば、よその子と変わりは何もありません。
起きて、自閉症独特の奇妙な行動がなければ、
誰も自分の子供に発達障害があるとは思わないはずです。
しかし、それを現実として受け止めて、これから障害受容して
ゆかなくてはならない。
障害受容は、理屈や言葉では理解できても、
心から納得して受け入れられるようになるまである程度の時間が
かかります。
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)やアスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDなどの
障害受容は、終わりのないものかもしれません。
どんなに障害受容したといっても、親の心の中には
自分自身や子供に対してのやり場のない悲しみを
抱いているものです。そして、そのやるせなさは、
学校や就職、親の高齢化といったライフステージの
変化によって、潮のように自分の心にわき上がったり、
引いたりします。
親はどんなことがあろうとも、自分の子供に対しては
全責任があります。
そう思っていてもやっぱり障害受容して
いかなければならないという気持ちと、
それを否定したいような二面性を持ちながら、
生活していくことになるかと思います。
障害受容は最終的に個人の考えや生き方次第です。
障害受容するかしないかは、
結局は、親が主体的に決定することです。
医師や学校の先生など周囲の人たちがどう言っても、
自分自身で主体的に認知しなければ、
障害受容することは不可能です。
障害受容するということは、決して子供の将来の成長を
あきらめるという事を意味するわけではありません。
子供をきちんと人格ある個人と認め、
本人の立場に立って考える。
そうすれば、自ず親として子供に対してどんなふうに対応して
いけばよいのか、考えが次第に整理されてくるかもしれません。
障害を乗り越えるとか、克服しなければならないというよりも、
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)やアスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDなどの子どもとともに、
楽しみながらいっしょに生活していければいいなあと
いう感覚でいけたらいいと思います。
おそらく、健常者の子供どの親よりも、
エキサイティングで楽しい発見も多いと思います。
子供のために、夫婦や兄弟・姉妹など家族同士で、
様々なことを考え、話し合う時間も多くなるかと思います。
せっかくの、一度しかない人生で、
親と子供として出会って生きているのだから、
嘆く悲しむよりも、他の人には味わえない生活を
楽しんでいきたいものです。
ちなみに、アーニーエルスが息子の自閉症について
公表しました。
アーニー・エルス(Ernie Els)は、南アフリカ・ヨハネスブルグ出身の
プロゴルファーです。
アーニー・エルスは、テニスなどのスポーツでも
高い素質がありました。しかし、その中から
ゴルフを仕事に選び、1989年にプロ入りしました。
アーニー・エルスは、、1994年の「全米オープン」で、
メジャー大会初優勝を達成しました。
その「全米オープン」では、アーニー・エルスと
コリン・モンゴメリー、ローレン・ロバーツとの3人による
プレーオフで勝ち取ったものです。
また、アーニー・エルスは、1997年には、「全米オープン」で
3年ぶりで2度目の優勝を勝ちとりました。
そのアーニー・エルスが、「自閉症は語る」と書かれた
ロゴマークをゴルフバッグにつけて大会会場に現れたことで、
たいへん話題になっています。
アーニー・エルスも子供の障害受容に関して、
様々なプロセスがあったに違いありません。
アーニー・エルスの5歳になる子供のベンは
自閉症です。その事実はそのときまで、一回も
公表されたことがありませんでした。
アーニー・エルスは、2002年には全英オープンを
制覇していますが、その年に長男のベンが生まれています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000062-mailo-l08


