TOP > サプリメント リスパダール(リスペリドン)オキシトシン 核酸 > オキシトシンやリスペリドン(リスパダール)に期待 自閉症の治療薬

オキシトシンやリスペリドン(リスパダール)に期待 自閉症の治療薬

自閉症を含めた発達障害の治療にオキシトシンが
有効かもしれないという研究が発表されました。
この発表があって、早速、自閉症患者から
オキシトシンでの治療に対する問合せもあったそうです。
このオキシトシンに関する研究を行ったのは、
金沢大学医学部の東田陽博教授のグループです。

金沢大学医学部の東田陽博教授らのグループは、
「子供の心のひずみ」について研究を行っていました。
これまでの研究では、『オキシトシン』というホルモンが
社会生活を送る上で大切な「相手を認識し記憶する」能力と
大いに関係していることが認識されていました。

しかし、今回、金沢大学医学部の東田陽博教授のグループは
このオキシトシンの分泌に「CD38」という分子が
欠かせない事を発見しました。
今回の発見によって、CD38に異常があり、
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)、アスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDの症状を
みせている患者に対しては
オキシトシンを投与する治療法が効果があるのではないかと
期待されています。

なおオキシトシンに関する新たな発見は、
科学雑誌「ネイチャー」の電子版で、世界に対しても
発表されています。
金沢大学医学部の東田陽博教授のグループは、
脳などに多い「CD38」と呼ばれるたんぱく質を作れないマウスが、
異常な行動をすることに注目して研究を進めました。

そして、およそ30匹のマウスで実験を繰り返しました。
その結果、記憶能力などは正常でも、「CD38」と呼ばれる
たんぱく質を作れないマウスは、雄が雌を認識したり、
母親が巣から引き離された子を巣に戻すという行動に
関連する能力が、約9割の割合で欠けていることを発見しました。

さらに、オキシトシンと呼ばれるホルモンの脳内濃度が
これらのマウスでは低くなっていました。
そこで、オキシトシンを注射で補充すると、マウスの
行動が正常に戻りました。
そのことから、東田陽博教授は、
CD38が脳内のオキシトシンの分泌を促し、
母親の愛情行動などを支えていることがわかった、
とコメントしています。

一般的にオキシトシンは、母乳の分泌や子宮収縮などに関係する
ホルモンとして認識されています。それが、最近になって、
オキシトシンが脳で働くと、相手への愛情や信頼感が生まれる、
という可能性が言われています。
そのようなことから、他人とのコミュニケーションがうまく取れない
自閉症や広汎性発達障害 (PDP)、アスペルガー症候群、
ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDなどの病気との
関係も研究されています。

ちなみに、リスペリドン(リスパダール)も、シナプス後の
セロトニン受容体とドーパミン受容体とを遮断する、
非定型抗精神病薬で、自閉症のかんしゃくや攻撃性、
自傷行為などに効果があるとも言われています。

New England Journal of Medicineという雑誌の記事によると、
101名の自閉症児に対してリスペリドン(リスパダール)の投与が
行われ、約70%の例で自閉症の改善がみられれました。
ただ、リスペリドン(リスパダール)には、副作用もありました。
副作用には、疲労、めまい、流涎、体重の増加、
食欲の亢進、傾眠が見られました。
リスペリドン(リスパダール)、オキシトシンなど
治療に役立つ医学的研究の進展が期待されます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000062-mailo-l08